そらは2020年10月に両後脚の膝蓋骨脱臼の整復手術を受けた。
以下のテーマに沿って掲載していく。
- 膝蓋骨脱臼の症状と手術決定まで
- 手術日までにしておくこと
- 手術当日
- 入院期間中
- 退院日・退院後の注意
- 手術費用・犬の保険
- 術後経過 part1&2 ←この記事はココ
術後経過〜術後1ヶ月から9ヶ月後の現在まで
<術後1ヶ月〜2ヶ月> 2020.11.10-202012.9
術後5週間後くらいには後ろ足で立ってちんちんできるようになった。
めきめき良くなるねぇ。すごい。
右脚のカーブも自然 |
この頃、獣医での検査で順調と言われたのだが、家に帰ってからそらが右脚を浮かせて下につけなくなった夜があった。生きた心地がしなかった。
翌日には戻って普通に歩けるようになった。
術後2ヶ月でレントゲンを撮った。
十字靭帯の補助として人工靭帯を入れてあるのだが、この靭帯を結びつけるために骨に開けた穴二つが大きくなってきていることが見て取れた。
あと1ヶ月くらいはそらのMAX的な激しい運動は控えるように言われた。
だめよ激しくしちゃ ぺし |
<術後2ヶ月後4ヶ月後>2020.12.9-2021.2.8
おまたの毛の伸び具合が超絶可愛く |
術後3ヶ月目の診察で、前回の診察後に右脚を浮かせてつけなくなった日があったことを先生に質問すると、検査で膝蓋骨をけっこう動かしてチェックするのでその影響で違和感あったりちょっと痛かったりすることがあるらしい…
筋肉は90%くらいついているとのこと。
もう膝蓋骨は内側に引っ張られにくくなっており、関節も整っていて安定して定位置にあるので人工靭帯の役割は終えているといえるそうだ。
体重をこれ以上増やさなようにするのが望ましく、3.0kgがベスト。
すっかりまんまるおめめに戻ったんだ |
行動としてはすっかり元気で普通の姿で歩いたり走ったりしていて違和感なし。
元気いっぱいだよ! |
意味もなく素敵な夕日ととわの写真 |
<術後4ヶ月〜9ヶ月後> 2021.2.9-2021.7.10
4ヶ月後を過ぎて、再びレントゲン。
2ヶ月前のレントゲン写真で大きくなってきていた二つの穴が更に広がって繋がって、一つの大きな穴になってしまっていた。足を動かすことで靭帯に負荷がかかっていったことによる。ゆえに、人工靭帯が外れてしまった。
穴が♡みたいに見える |
このような現象は小型犬にはあまり起こらないそうだが、もしかするとそらはちょっと骨が弱いのかも知れない、と。
既に人工靭帯の役目を終えている頃だったので、モノフィラメントという素材の人工靭帯は糸のようなもので、そのまま放置しても癒着等起きることはなく、足の動きにも影響は無いので大丈夫とのこと。
靭帯を取り出す場合は、10分くらい軽く麻酔をかけて少しだけ切開して取り出し1針縫うくらいで済むそうだが、何かのついでにやりましょう、ということになった。
穴は2, 3ヶ月で閉じていくらしい。
診察のたびに順調に関節の動きがよくなっており、筋肉の付きもよくなっていると言われる。
これまで毎月診察を受けていたが、4ヶ月以降は2ヶ月後、その後は3ヶ月後、とスパンが開いていった。
術後6ヶ月での診察では筋肉は左はほぼ100%ついており、右は90%まで回復しているとのことだった。
術後9ヶ月でつい先日の診察では、両足の筋肉が100%の状態になり、完全に普通の生活をして大丈夫、とのお墨付きをいただいた。(ま、とっくに普通の生活をさせてはいたけれど)
これで膝蓋骨脱臼の治療と経過観察が終了した。
そらは手術前と変わらず、高いところにジャンプして乗ることはしない。
ベッドやソファなど高いところに乗せてあげた時は、ジャンプして降りないよう見張っている。
平らなところでは何かを飛び越すようなことはする。
階段は10cmくらいまでの段差は登りはさせるが、下りはさせない。
もう散歩ではダッシュで走るし、家の中で急カーブを描きながらとわと追いかけっこをしている。
何度も言うが、本当に膝蓋骨脱臼の手術をしてよかったと思う。
あのまま様子を見ていたら、彼の犬生、辛い時間が長くなるばかりだった。
今、元気に走って歩く姿から、LIFEを謳歌する力強い幸せオーラとご機嫌エネルギーが溢れ出ているように感じる。