2021-07-30

犬へのヒーリング

ここのところ、とわは少しお腹が痛い時があるようで、うんちもやや柔らかめだった。

朝方が多いが、おぼつかなくぺたっと座り、不安げな目で見てくる。

時にはお腹を自分の目で直接見ている。


そらもそうなのだが、便が腸内を移動していよいよ直腸から肛門へ移動している時痛みを感じる日があるようで、そんな時は「わわわーっ」と焦った表情でお尻を見ようとする。痛いんだからかわいそうなんだけれど、ちょっとおもしろくて、可愛いと思ってしまう。

人間は内臓が痛いからって外からそこを見たりしないのに、犬は結構見る。

お腹とか肛門とか見て確認してどうするんだい?と思うのだが、それが本能。




それはさておき、私はヒーリングは基本的にレイキを使う。

レイキはシンボルとマントラがあることによって、ヒーリングに入りやすく、フォーカスしやすいと思う。道筋を間違わない、というのか。


自分にも時々やるが、本当に心地よい暖かさ…時には熱いくらいで、「わぁ、効いてるぅ~ 気持ちいい~」という感じ。

特にのぼせやすくなっている頭部に対しては、固まっていたものがじゅいーんと溶けるような感じで、たまらない。


場合によっては、ヒーリングをやっているうちに、独自のスタイルになることもある。


ヒーリングは自分がやっているのではなくて、自分がパイプ役になって氣を通しているだけなので、自分の意図や思いが入ってはいけない。


これが、目の前でものすごく痛がっていたり苦しんでいる我が子に対して行う時、難しくなる。

だから、自分じゃない他人に頼ったりするのだが、いつもそうはいかないので自分でやる時がある。


そういう時は、犬を抱っこして自分ごと風船のようなカプセルのようなものに入って、そのカプセルごとグラウンディングコードと宇宙と繋がるパイプにエネルギーが流れる状態を作ったりする。この方が『お任せ度』が上がる感じが自分にとってはあるからだ。


先代犬の琴が消化器型リンパ腫で痛みがにっちもさっちもおさまらない時、私はよくこの形でヒーリングをした。

手をかざす形だと、手の圧がうるさいようだったし、私もなんだか余計なエネルギーを込めてしまいそうだった。





動物はエネルギーにとても敏感だし、よくわかっていると思う。変な思い込みも持っていない。

受けたいと感じていれば受けるし、嫌なら自ら離れていく。

充分受け取ったと思えば、短い時間でも「もういいです」と言うし、

もっと受けたければ「もっとお願い」と言ってじっとしている。


私は先代犬の風太にも琴にも、今いるそらととわにもしたことがあるが、

風太は「あああ、あっつ。何?もういい」というパターンが多かった。

私もヒーリング初心者で自分の思いも入っちゃっていたと思う。


琴は重い症状の時は前述の感じで、普段軽い症状で暑がりのせいもあってか、あまり受けたがらいタイプ。自分のオーラにいろいろ入ってくることに敏感だったと思う。首を痛めたりした時は気持ちよさそうに受けていた。


そらは膝蓋骨脱臼手術後は効きを自覚してじっと受けていた。その時以外はまだあまりやる機会がない。


とわは、4匹の中で一番ヒーリングの気持ちよさをわかっていて気に入っているように感じる。

ちょっとお腹が痛い程度で一気に凹み、『なにこれぇ…』とぺたんと座ってお腹や肛門を見て、『ママ、なんとかしてぇ…』と寄ってくる。


両手でそっと患部を包むようにすると、じっとしている。私の手の甲側がジンジンして、調子がわるいことがわかる。

とわ自身が充分だと感じると、姿勢を変えたり離れていって、ピンピン元気が戻っていて、私としてはやはりほっとしてうれしく思う。




この、『もういい』と見切れるのが実にすばらしいな、といつも思う。

人間だと「え、もう終わり?もっとやって〜」って思ってしまいそう 笑


動物がエネルギーに敏感なことから、人間に対してやる時とは違って、ちょっと手の指を開き気味でエネルギーを流すことがある。その方が適度な“抜き”ができるようだ。

また、患部を触らず少し離したところからエネルギーを注いでもいい。


そして、自分に対して「あなた、ぼーっとできてますかぁ~?」と静かに問いながら行う。


油断すると「治ってほしい」というエゴや「大丈夫かな」などという疑いの念など、余計なものが混ざってしまいそうだからだ。


極力ぽや~っとして、体の力も意識も抜いて、光にお任せなのだ。