2021-07-12

そらの膝蓋骨脱臼③〜手術当日

そらは2020年10月に両後脚の膝蓋骨脱臼の整復手術を受けた。

以下のテーマに沿って掲載していく。


  1. 膝蓋骨脱臼の症状と手術決定まで 
  2. 手術日までにしておくこと 
  3. 手術当日   ←この記事はココ
  4. 入院期間中
  5. 退院日・退院後の注意
  6. 手術費用・犬の保険
  7. 術後経過 part1&2


手術当日


入院当日のスケジュールは、

朝食は抜き、お水は午前9時まで飲んでよし。

午前中の診療時間内に病院に預ける。


手術は午後の診療時間外に行われ、終わったら電話で知らせを受けることになっていた。



病院へ向かうそら 緊張の面持ち


そらを預ける時、震えながらこちらに手を伸ばしてきてとても切なかった。

でも、良くなって、元気に歩いて走るためだから!



手術は午後一に行われたようだ。

風太も琴も先生の手術を何度か受けているので特に不安は無かった。



手術は無事済み、夕方頃面会に来ても大丈夫、との連絡を受けたが、果たして面会に行ったら興奮して動いてしまわないのか? 心配になり行くのを迷った。


でも夫と話し合い、やはりそらは来てほしいよね、と思い面会に行くことにした。



そらは興奮するどころか、ケージの中で向こう側を向いてお布団をかぶって寝ていた。


やがてこちらに気づいて顔を上げたけれどぼんやりしていて、すぐ頭を下ろしてまた寝た。








先生や看護師さんによると、術後は鎮痛剤を入れてはいるが、やはりかなり痛いという。毛布の下はアイスパックで患部を冷やされている。


術後のレントゲン写真を見せてもらうと足がきれいに真っ直ぐになっていて感動した。



術前


術後



骨も膝蓋骨も受け皿の方も摩擦で削れていたらしい。


膝蓋骨を受ける側を深く削り、膝蓋骨の形も整え、筋肉の4箇所に切り込みを入れ、内転してしまっていた筋肉を外側に引っ張るため骨に穴を開けて人工靭帯を通し結びつけられた。この人工靭帯はモノフィラメントでできており、十字靭帯の補助としての役割があるという。


術前にはボルトで固定する予定を伝えられていたが、実際はボルトは使われなかった。これは私としては嬉しかった。ボルトはやはり異物感があるだろうし、抜くとしたらまた手術になってしまうから…


痛みと寂しさに耐えるそらに私ができることといったら、遠隔ヒーリングを続けることだった。