2021-07-28

とわのガウガウ犬度緩和と現在進行形の対策

そらととわは1歳になる前からドッグランに時々連れていくようにしている。

時々は自由に土の上を走ってもらいたいことと、たくさんの犬がいる状態を忘れないで慣れていてほしいことから。

(ドッグランがすごく苦手な犬はいるのでその場合は無理して行かない方がいい)


とわは散歩中に会う犬にはとても吠えるが、ドッグランでは全く吠えない。

緊張しつつもひらひらと走り回って、時々、意を決して(笑)他の犬のお尻の匂いをこそっと嗅いでいる。

他の犬と自分の思う通りに自由に距離が取れるからその点は安心なのだろう。

混んでくると「ママ、ママ」とタッチしてくる。

主に小型犬エリアにいるが、超小型犬エリアに誰もいない時はそちらに入って、そらと二匹で走り回ってもらってドッグランの印象アップに懸命になる私。



先日は珍しく午前中にドッグランに行った。

いつもより空いていて犬も人も少なめだった。


犬たちをランに放つと、今までなら

そらはぴゅーっと他のわんちゃんのところに走っていき、

とわは私のまわりをうろちょろしてとりあえず様子を見て、やがて歩き回ったり、やっぱりやめて私にタッチしたりする。



そらくん通常運転


この日は、放つと、なんととわちゃんもぴゅーっと他のわんちゃんに向かって走っていった!

すごくびっくりした。


私はうれしかった。

夫は「あっ、咬みに行くんじゃ?!」と焦っていた。

(なんでそうなる?)


とわは、走り回って、他の犬の匂いを嗅いで自由にしていた。


感無量。


空いているおかげだとは思うけれども、とわのペースでエンジョイしているのがうかがえる。今までのどの時よりリラックスできているようだ。


空いてるね♪

最近、とわはひとつ、おとなの階段を登ったんじゃないかと感じている。

(成長する時って上昇線を描くのではなくて階段をタン!と上がるように成長する気がする)


散歩で会う1匹の犬につき2回吠える、くらいで済んでいるのだ。

ギャースカ発狂系は起きていない。


時には「ふふん」と、他犬を見逃してやっている。

こないだは自らペットショップに入っていき、いた犬に吠えなかった。



ママは目頭熱いよ、もう!



とわは、自信があったり、機嫌がいいと、お馬さん歩きになる。

顔を上げて姿勢良く、タッタッタッタッとまっすぐ進む感じ。

最近、これが増えてきた。


これまでは、低い姿勢でぐいぐいぐい~っ あっちゃこっちゃ前後左右に引っ張り歩きしようとし、私の手、痛い。


そして、発狂している時には私の声など一切届かなかったのが、最近は吠えてても私の声が聞こえているようで、こっちをちらっと見るようになった。



ガウガウ犬は、もともと持ち合わせている性質として過敏傾向にあると思われるが、そもそも飼い主と信頼関係が充分に結べていない確率が高いと思う。

だから犬は安心できず自分で自分を守って吠える。


人間は『家族や仲間としての犬』のことが大好きで愛しているのは間違いないのだけれど、

『動物としての犬』に対してのふるまいや気の持ち方がマズイから犬がガウガウの反応をするのだと私は思っている。


だから、まず、人間はどうしたらいいんだ、気持ちをどう保てばいいのだ、ということを私は考え続ける。

そして、犬はどうされたら動きやすいのか、どうされたら穏やかでいやすいのか、犬の本能と意見を知る必要がある。

そしてリアルタイムで犬がどう感じているのか、どうしたいのかも感じる必要がある。この、犬を感じる余裕を持てるかは、結局人間の気の持ちよう、心の状態がとてもだいじになってくると思う。


私はドッグトレーナーではないし、そもそも巷には本当に様々な見解や取り組み方があってどれを採択するかは悩ましかったりする。


その上で、現在進行中で私が最近試みていること。


自分がやりたいことをやって心の健康を保つ

『本当はやりたいこと』を後回しにして『やらなきゃいけないこと』から取り掛かっていると、時間と体力がなくなってやりたいことができなくなるので、やりたいことからやるようにする。すると生活全体においてゴキゲンになれる。

やりたいことやっていると自分をだいじにできたと思えるし、すると、やらなきゃいけないことにも取り組んでやろうじゃないか、と思える。


前にも書いたが、

犬の気持ちに共感する(アニマルコミュニケーションを使ってもいいけど使わなくていい)

犬がこわく感じるもの、警戒するもの、嫌いなこと、が何なのか、どんなふうに感じるのか、犬なりに何を予見しているのか、目線と体の大きさを犬にして感じ取ってみる、想像して理解に努める。そして共感する。


犬と嫌なものの間に入る

「あっしがいるから大丈夫っすよ!」と声には出さないで態度で示す。

声に出すと余計興奮してしまう。私の足を犬に近づけて胸を張っとく。


リードは短く緩く持つ

人間の力がつい入ってしまうので、抜くよう意識する。肩も下げる。深呼吸する。

犬の気を引きたい時、リードは強く引っ張らなくていいらしいが、これがけっこう難しい最中。


リードから伝わってくる犬を感じる

今までは、「人間のエネルギーがリードを伝って犬にも届くから人間のマインドの状態に気をつけよ」と思っていたけれど、犬の状態を犬を見ずにリードを通しても感じるようにすると、なんか力を抜きつつも犬のエネルギーにフォーカスできる気がする。犬を目で見て見張らなくてもいいというのか。


散歩中時々アイコンタクトをする

散歩中に絶対アイコンタクトをしなくてはいけないというわけではない。


あるカウンセラーに

「ガウガウ犬の場合は止まらず前を向いて人間のペースで歩き続けた方がいい。止まって匂いを嗅がせなくても歩くだけで充分犬は刺激を受けている。犬が来たから止まると逃げたいのに止まるなんて怖っ、と吠えるに決まっている。アイコンタクトをするのはゆっくり公園に行った時などでいいのでは」

と言われ、ある時期その通り前を向いて歩き続けるようにしたら、確かに引っ張り癖は減った。すると私の心は穏やかになるので吠えも若干減った気はする。


でも、とわの場合は

「ね、今あたち、ちゃんとできたでしょ?」

とか

「ママも楽しんでる?」

と言って目を合わせてくるので、それにはちゃんと応えたいと思った。


目を合わせてきたら

「グー👍

と口で言い、手でシグナルを出している。

そして

「ママも楽しいよ♪」

とマスクの下で笑って伝える。


なんだかその方がもっと心が繋がっている感じがする。


人間の気分は極力フラットにして散歩を始める

人間の心の状態がどうか、に気を配るなんて禅の世界か?と思ったりするが、もはや近いものと思っている。

喜んだり浮かれたり、イラついたり憐れんだり、みたいなのは捨ててフラットな状態がベスト。

ダウン⤵️してたら一回鼻歌でも歌って🎶上げてから⤴️フラット➡️に。


あきらめない

これ、いろんな人から言われたんだけど

「吠える犬は、なおらないよ、変わらないよ」

という言葉は信じない。


変わりますよ。

人間が気づけば。

人間が変えれば。


あきらめなくてよかったよ、ホント。



まだ吠えるのは吠えるし、油断すると発狂へいざないが待ち受けているので、これからも『私ととわの信頼感増し増し対策』は続く。



一緒に歩もうね


なお代々木公園のドッグランに隣接してワクチン接種会場が設けられており若干物々しき。