2021-07-10

そらの膝蓋骨脱臼①〜症状と手術決定まで

そらは2020年10月に両後脚の膝蓋骨脱臼の整復手術を受けた。

以下のテーマに沿って掲載していく。


  1. 膝蓋骨脱臼の症状と手術決定まで ←この記事はココ
  2. 手術日までにしておくこと
  3. 手術当日
  4. 入院期間中
  5. 退院日・退院後の注意
  6. 手術費用・犬の保険
  7. 術後経過 part1&2


膝蓋骨脱臼の症状と手術決定まで


そらは、子犬の頃遊んでいて「ヒー」と声を出して足を痛がることがあった。


同い年のとわはヒョイっとソファに飛び乗るのに、そらはチャレンジしようともせずただ後ろ足で立ち上がってもじもじするだけで、ジャンプ力が皆無なようす。



女子「ほーれほーれ」
男子「ぐぬぬ…」



先代ポメ二匹とも膝蓋骨脱臼持ちだったが、その子たちに比べてもそらはかなり後ろ足が弱いことが感じられた。


まだ1歳というのにお散歩はゆっくりおっとり。すぐ座り込んだり伏せたりするので、動きだけだと8歳くらいの犬みたいだった。



すぐカートに乗って休んじゃうよ
2020.6.28


でもスタートダッシュは勢いよくできるし、速く走れもするのだ。


そらとわのかかりつけ医に行くたび膝が心配なことを伝えチェックしていただいたが、少なくとも2019年の夏くらいまではグレード1か2あたりだろう、と言われていた。


しかし日に日に歩き方がもこもこしてきて、じっと立っている時に後ろから見ると右の後ろ足が内向きになっており、肉球の一番大きいところである掌球を浮かせていることに気づいた。足を地面にしっかりとはつけなくなってきたのだ。


そして、関係あるかはわからないが、なんだか涙も増えたよう。

時には目が小さくなっている日もあった。かなりしんどいのかな、と思った。



2020.9.3


アニマルコミュニケーションをして、そら自身、足をどう感じているのか聞くと、

「力が入らない」

という感触が伝わってきた。

「右足を地につけるのが痛くしそうでこわい。左足も右をかばっていて痛い」

と。


私はなんとなく手術の必要性を感じた。



手術といえば、以前風太と琴がお世話になっていたある先生を大いに信頼していたので本音はその先生がよかったが近年お忙しいので私は無理だろうと最初から諦めていた。

しかし夫のナイスな働きによりその先生の診察を受けられることになった。嬉し過ぎてありがた過ぎて軽く震えたね。



診察当日、久しぶりに訪れた病院…先代犬琴が入院し、天に旅立った場所でもある。

レントゲン画像を2階で見ることになったのだが、そこは琴が入院していたところ。

エレベーターに乗った時、消毒の匂いがしたと同時に当時の記憶が強烈に蘇り、涙が出てしまった。匂いの力ってすごい。



触診とレントゲンの結果、左がグレード3から4へ移行中、右がグレード4でもかなり悪い状態であるとわかった。


レントゲン写真を見ると、膝蓋骨は思いっきりあっちの方向へ外れているし、庇って歩いているうちに筋肉が内側に向いてしまって変形し始めていた。



ちなみに、膝蓋骨が外れたり嵌ったりする時が痛みが強いらしい。つまりグレード2くらいの時期。

また、先天的に膝蓋骨脱臼があるかないか子犬の時は判断がつきにくいそうだ。

(そらは1、と言われていた)



そらくらいまで進行していると常に膝蓋骨が外れっぱなしで、その状態で体を支えたり歩いたりしているため、骨や筋肉、関節に負担がかかり、変形してきてしまうそうだ。

左もいずれ右のよう悪化していくことが考えられる。

なので両脚の手術を勧められた。


特に右側は大掛かりな手術となりそうで、膝蓋骨の受け皿部分を深く掘り、筋肉の4箇所を切って筋肉が内転している部分を引っ張って元に戻し、ボルトを入れて固定する。(実際は、手術時の先生の判断でボルトは使用せず人工靭帯を使用)


両脚を一度にやるメリットは、術後、痛くても両方を使うしかないのでリハビリが早く進むこと。入院生活が一度で済むこと。

デメリットは手術時間が一本だけやるよりは長くなること。


逆に言えば、片足ずつだと手術した方の足を庇ってもう一本の足ばかり使ってしまってリハビリが遅くなってしまうのと、入院生活を2回しなければならなくなるということ。



足腰を休めているような?


先生の手術の腕前は信頼しているし、保険にも入っているし、まだ2歳で回復も早い、ということで手術することを決断した。



可愛いんだけど