5月の終わり頃の話。
何気なく、
「とわはどんな時、ワクワクする?」
と聞いてみた。
(なんか、自分がワクワクすることがあったのだと思う 笑)
こういう質問をする時、私は言葉だけではなく、自分の胸の中にワクワクした感じを作って、そのエネルギーを言葉に乗せて動物に送るようにしているつもりである。
すると、
青空にもくもくした真っ白の雲の映像が見えて、
『入道雲を見た時』
と理解した。
私は、「え!雲を見てるんだ!可愛い♡」「雲の形、ちゃんと見てるんだ〜!」とワクワクした。いや、犬だって空を見るんだけれども。
まぁ、“入道雲”と訳しているのはイメージを受け取った私であり、彼女が
『ふむふむ、入道雲が出ているな』
と理解しているわけではないだろう。
雲の変化は、天候の変化でもあるから、何かしら電子的なもの?を感じて“ワクワク”という反応をしているのかも知れない、と私は考えた。
“ワクワク”って、人間は楽しいことや好きなことを考えてワクワクするけれども、もっと微細なエネルギーで考えると、空で入道雲ができる時の状態がとわの心身にワクワクするような感覚を起こさせているのではないかと思い、入道雲が起きている時の状況を調べた。視覚的な感覚だけではないように感じたからだ。
入道雲とは、積乱雲の一種で、
気象庁のサイトによると、積乱雲は「大気の状態が不安定」な時発生する。「大気の状態が不安定」とは、上空に冷たい空気、地上には温められた湿った空気の層がある状態をいう。温かい空気は上昇し、冷たい空気は下降しようとするので対流が起き、積乱雲が発生しやすいらしい。
つまり、積乱雲は大気にダイナミックな動きがある時に起きている。
その大気の変化を感じとって、とわはそわそわしているのではないだろうか。
それが、とわの“ワクワク”した感じ、ということなのかも知れない。
以前アメリカで、“気球を怖がる犬”とアニマルコミュニケーションを話したことがあるが、気球が物理的に大きいとか変な音がするから、という理由ではなく、気球が与える空気の振動を感じてそれを恐れているということだった。
また雷を怖がる犬が実際いつからどのように感じているのか聞くと、かなり遠くに巨大なグレーの壁状の岩のようなものが迫ってくるイメージを伝えてきた。それが迫ってくるとやがて雷が起きるんだ、と。
人間が感知しないものを犬がしていても不思議ではない。
とわは、入道雲から何かしら感じ取っていたのだ。
今回のとわとのアニマルコミュニケーションで、私が気軽に使った“ワクワク”という言葉の幅の広さをとわに教えてもらったと思う。
「ワクワクする」
この一言には、「楽しみ〜」「好き〜」「うれしい!」という感覚と、
それに伴って、ちょっとそわそわするような、ポジティブな意味で落ち着かないような感覚も含んでいると思う。
だから、ワクワクという言葉が表現する感覚を質問に使う場合は、返ってくる答えに注意し、意味や感覚に幅を持たせる必要がある。
送った質問のエネルギーにも、返ってきた答えにも、微細なそわそわ、ウキウキ、ざわざわ、みたいな感覚が混じっている可能性があるからだ。
勉強になりまっす。
その他の『とわがワクワクすること』とは、
『そらとふたりで草の上走る時』
二匹と私たちだけで完全に安心してのびのび思いっきり草の上で走れることがすごく楽しくて気持ちよくてワクワクする。いかに速く走れるか、そらと追いつ追われつできるか、草や土の匂い、ひんやりとした感触。それらが自分の全ての感覚を目覚めさせるようなワクワク感。
『地面をスリスリする時』
そこでする匂い。自分にはない好きな匂い、それを得られる、もっと得られる!という期待感。スリスリするたび欲が満たされ、スリスリしながら欲が更新し、増幅し、付着する匂いもどんどん増える。その期待と獲得が同時進行で起きている感じのワクワク感。
そういった感じだった。いやぁ、豊かだね〜♡